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澤村陶哉

『用の美』を追求

生まれも育ちも清水茶わん坂。
今ではあまり使われることの無い登り窯や穴窯を自作し、薪を使った窯による焼成から生み出される作品たち。これは先代が築き上げてきた伝統の窯へのこだわり。
「京都らしさ」とは何か?を自ら問いかける。
京焼・清水焼の過去を学びながら、自らのスタイルを確立し、表現する。伝統へのこだわりと京都・清水という地域への想いから作り出される澤村陶哉工房の「繊細で京都らしいもの」は伝統文化の現在進行形。
登り窯、穴窯ならではの「炎」が作り出した雰囲気をベースに、細部まで想いが行き届いた繊細で華やかな絵付けが施された唯一無二の作品たち。割烹食器を主として制作する澤村陶哉工房は、器を使うことを前提としている、つまり『用の美を追求』した作品と言えます。

京都伝統陶芸家協会会員

1951 二代陶哉の長男として京都清水に生まれる


1965~10年間、五条坂共同窯(登り窯)にて研修


1985 京都府瑞穂町にて臥竜窯(登り窯)築窯


1995 三代陶哉襲名


2004 滋賀県日野町清田にて臥竜窯(登り窯・穴窯)築窯